東洋医学シリーズ/こんな時に使うツボ!~便秘編~

こんにちは。今回は便秘についてです。患者様の中にも便秘で苦しんでおられる方が多くいらっしゃいます。そんな方がまず試すのが便秘薬です。便秘薬が悪いとは言いませんが「便秘薬を飲むとお腹が痛くなるんです」というご相談や「習慣性の便秘になっていて薬が手放せないんです…」というご相談が多く、今回テーマに上げる事にしました。

では、そんな便秘について、東洋医学的に便秘はどう扱われているのか、原因別にみていきましょう。

 

①辛い物の偏食などで胃腸に熱をもち水分がなくなることで起こる便秘

特徴/お腹が張る・顔が赤みを帯びる・熱っぽい・口臭がある・喉が渇く

ツボ/天枢、上巨虚、足三里、曲池、合谷、内庭

 

②イライラなどで体内の気がうっ滞したり、運動不足で気がうっ滞すると起こる便秘

特徴/便意はあるが排便できない・お腹や脇が張る・げっぷが多い・口が苦い

ツボ/天枢、上巨虚、足三里、行間、気海、陽陵泉

 

③病後や産後でエネルギー不足になると潤いが無くなったり、便を押し出す力が無くなり起こってしまう便秘。

今回は特に潤いが無くなってしまった場合の便秘について述べる。

特徴/長期間便秘である・便は硬く兎糞状・顔色につやが無い・めまいがある

ツボ/天枢、上巨虚、足三里、脾兪、胃兪、大腸兪、関元、三陰交

 

④虚弱体質や、老人で冷えが原因で起こる便秘

特徴/冷え症である・腹痛がある・夜間頻尿がある

ツボ/天枢、上巨虚、足三里、気海、腎兪、関元

 

いかがでしたでしょうか。ご自身の便秘のタイプと似ているものはありましたでしょうか。

今回の便秘では、原因に関わらず『天枢、上巨虚、足三里』というツボが効果があるという事が分かりましたね。

この3つのツボを使うと大腸の働きが良くなり、胃腸を整える作用もあります。この3つのツボに加えて、それぞれの原因に合わせたツボも組み込んでいくと便秘が解消されるだけでなく、体質改善にもつながり再発防止になります。

 

東五軒町鍼灸整骨院では様々な不定愁訴に対する鍼灸治療も行っています。是非お気軽に何でもご相談下さいませ。

 

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