感染症シリーズ。敗血症に注意!腸チフス、パラチフスについて。

皆様こんにちは。

今日は感染症シリーズの、腸チフス、パラチフスについて書いていきます。

 

チフス菌や、パラチフスA菌による急性の熱性疾患で、人間のみ感染します。

40から60%は海外で感染します。

 

食物や水などを摂取した際に、経口感染します。細菌が小腸に侵入し、腸間膜リンパ節に病変をきたしリンパから血液中に侵入して、敗血症を起こし全身性の感染症状をきたす恐ろしい感染症です。

 

症状は、腸チフスパラチフス共に同じです。5から15日くらいの潜伏期を経て発症します。

悪寒、発熱、全身倦怠感、食欲不振、便秘、下痢などが症状です。

上腹部から胸部にかけてバラ疹が現れることもあります。徐脈、肝腫大、脾種大もみられます。

 

合併症として、腸穿孔、腸出血が起こることもあります。

治療法は、安静にして、食事制限、輸液療法、抗菌薬の投与などです。

 

以前の死亡率は15から20%でしたが、今では腸出血及び腸穿孔を合併した場合でも死亡率が約1%のようです。

よっぽど手遅れにならなければ命の危険は少ないのかもしれませんが、ここ最近海外渡航歴があり全身倦怠感や食欲不振、下痢があるような時はすぐ病院へ行かれた方がよいです!

 

 

神楽坂 東五軒町鍼灸整骨院より。

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