脳血管疾患シリーズ。脳出血について。

皆様こんにちは。

今日は、脳出血について書いていきます。

 

高血圧により、脳出血が起こることがあります。そのような状態を高血圧性脳出血といいます。典型的な症状としては、高血圧、突然発症する意識障害、片麻痺、項部硬直、共同偏視、嘔吐などです。

※共同偏視 大脳皮質から橋にかけてのどこかで損傷があると、目がどこか一方向を見つめたままの状態になってしまう症状。

※項部硬直 髄膜刺激症状の一つで、仰向けの状態から頭を持ち上げると力が入って前に倒せない状態のこと。

 

頭蓋内圧亢進症状は脳梗塞に比べるて高度です。

※頭蓋内圧亢進症状 何らかの影響で頭蓋内の内圧が上がることにより脳幹部などが圧迫され、その場所により様々な症状が起こること。

意識障害も出現しやすいです。どの部分が障害を受けているかにより症状が違います。

例えば、橋出血では顔面の痛みなどで発症することもあり、両側縮瞳します。※橋出血により交感神経が障害を受け縮瞳が起こる。※橋には顔の知覚神経である三叉神経の核がある。

小脳出血では、歩行失調、協調運動がおこります。

 

高血圧性脳出血では、血種の発生部位により下記の5つに分類されます。

1 被殻出血 (大脳基底核の一部)

2 視床出血 (間脳の一部)

3 橋出血  (脳幹の一部)

4 小脳出血 (脳幹の後ろにある)

5 皮質下出血 (脳の表面に近い所)

 

脳血管疾患は、死因の第三位となっています。その中で、この脳出血は24%占めているのです。

高血圧症を元々持っているという例では、細い脳内動脈に血管壊死、すなわち類線維素性動脈壊死に起因した小動脈瘤が発生し、これが破綻して血腫となります。まあ、簡単にいうと細い血管がフィブリノイド変性といって、血漿成分の一部が血管壁にこびりつき硬くなって動脈瘤を形成します。そのまま、それが破けて出血します。それが固まったのが血腫です。

小動脈瘤が発生しやすいのが、被殻、視床、小脳、橋です。

 

それぞれの症状については次回書いていきます。

 

神楽坂 東五軒町鍼灸整骨院より。

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