症状改善症例。40代女性。ストレートネックで、頚椎症疑いの寝違いの症状。

皆様こんにちは。

今回は、頚椎症の疑いがある寝違いです。

 

寝違いや50肩は場合によっては注意が必要でして、あまりにも強い痛みは神経症状の場合があり、頸椎ヘルニアや頚髄症などが症状の背後に隠れている場合があります。

 

今回の患者様は、丸まって寝ていて朝になったら頚と言うか背中がとても痛くなっていて、肘の内側から上腕辺りが痺れるという症状が出ていました。首の後屈、左右側屈、左右回旋が痛くて出来ない状態です。

痺れがあって、後屈や側屈が痛くて出来ないというのは、ジャクソン、スパーリング陽性の可能性もあるので頸椎症を疑いながら施術せねばなりません。

基本的には、ひどい寝違いを治す時と同じような離れた筋肉や急所を使って施術していきます。

背中が痛いと仰っているのは、恐らく上腕から肘内側のC8、TH1の領域だから頸椎と胸椎の移行部付近、すなわち頚と背中の付け根なので背中が痛んでいる可能性があります。

 

まずは、回旋側屈が楽になるポイントを探して緩めていきました。

これで大方は症状が改善したのですが、まだ痺れと背中が痛むという事でしたのでC8とTH1付近に無血刺絡を行いました。

その結果、背中の痛みと痺れが消失しました。

 

いらして頂いた時の頚の回旋、側屈痛と痺れ、背中の痛みは消失しました。しかし、また症状のもどりもあるかもしれませんし、後屈痛は多少楽になりましたが、頚椎症の可能性もあるので後屈痛に関してはあまり積極的には攻めませんでした。少し様子を見ます。

 

三ヶ月くらい前に整形でレントゲンとMRIを撮ってもらったところストレートネックと診断されただけで、特に神経には問題ないとのことらしいのですが、今現在痺れがあり、C8とTH1を刺激して痺れが減少するという事はその部位の何らかの血流障害などが考えられる可能性は捨てきれません。

 

なので、継続的に経過を見ていく必要があります。

万一、頚椎症だったとしても無血刺絡は痺れに対して効果を発揮することが多いです。整形にリハのように首の牽引とマイクロ、電気だけでは治らない場合は、リリカなど薬に走らず別の治療方針で別の刺激が必要だったりします。

 

首の寝違いや頚椎症でお悩みの方は是非ともいらして頂ければと思います。

 

神楽坂 東五軒町鍼灸整骨院より。

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