柔整外傷学。骨折総論。異所性骨化(外傷性骨化性筋炎)とは?

皆さんこんにちは。

今日は骨折の後遺症の一つ、異所性骨化(外傷性骨化性筋炎)について書いていきます。

骨折部分が治るには血腫といって血が必要です。

骨が折れた所から、脂分や血が出てくるのですが、この血が本来入り込んではならない筋肉の部位などに入り込み、骨に形を変えてしまう、変な所に骨が出来てまうというものです。

 

なぜそうなるのかというと、乱暴に骨折部分を基に戻そうと間違った整復動作をしたり、強すぎる骨折後のリハビリ訓練や筋力増強トレーニングにより起こります。その他、骨折部をぐいぐいマッサージすると起こります。

そんなことするかと思うかもしれませんが、骨折と気付かないで自分でぐいぐいマッサージして血腫が筋肉内に入り込むということもあるのです。その他、無知な治療院のスタッフが、頑張ってください!我慢してください!と精一杯押して骨化性筋炎を、重篤な後遺症を創ってしまうケースもあります。

 

かなり昔の根性論的な時代の整骨院で、早く骨折部を回復させたいからと、歯を食いしばって痛いのを我慢して強いトレーニングをして異所性骨化を作ってしまったという教訓的な話を専門学校で聞いたことがあります。

 

リハビリを頑張るのは大切だけれど、限度があります。あと、損傷個所の一般外傷症状を注意深く見るとか、レントゲンを撮るなどして慎重に鑑別をしなくてはなりません。

 

基本的に、痛い思いをして治療するというのはあんまりありません。痛い方法はむしろ逆効果でもあるのです。

 

 

神楽坂より徒歩5分 東五軒町鍼灸整骨院より。

施術を予約する。

https://ssl.xaas.jp/x7521181/login/serviceAppoint/index?SITE_CODE=hp