必殺仕事人の考察シリーズ。必殺仕業人 やいとや又右衛門。脳について。

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皆様こんにちは。
今日は、やいとや又右衛門について書いていきます。

又右衛門は僕と同じ鍼灸師です。

やいととはお灸のことです。
劇中にも、又右衛門が御灸を据えるシーンが多くみられます。

僕と同じ鍼灸師なんて書きましたが、安心してください。現代鍼灸師が使う鍼では人の命を危険にさらすようなことは出来ませんので。

特に、動画でも説明しましたが、又右衛門のように焼き鍼で人間の前頭骨を貫通させることは不可能です。
さらに、万が一貫通させたとしても硬膜、くも膜、軟膜を突き破り、その奥にある前頭葉に達したとしても絶命はしないと思います。

前頭葉とは、運動野があるところで、運動の準備、伝達を行ったり、生きていくための意欲や情動を司る部分です。

以前、精神病の治療として前頭葉を摘出するという恐ろしいロボトミー手術というのがあったらしいです。
でもこれは、逆に社会生活を営む上で対人関係や、様々な行動や情動面で不具合が沢山でてたらしく、今では絶対やってはいけない手術ですね。
というか、人間として、腫瘍があるとかなら別として、脳を摘出するなんてやってはいけないことですよね。普通に考えて。

なので、前頭葉が傷つけられても命に別状はないと思います。ただ、前頭葉を傷つけることにより、上記のような何らかの症状はでてくるのかもしれません。

しかし、前頭葉の奥にまで鍼が達してしまった場合、そこにはなにがあるのか?

前頭葉の奥は、視床と視床下部からなる間脳があります。ここは、自律神経の最高中枢といわれます。
動画でも説明したように、その下に下垂体があります。

この二つは、人間が生きていく上でとても大切なホルモンの分泌増加、抑制を促したり、様々な感覚を司っている中枢です。

なので、ここが損傷されるとあるいは生命の危機に陥る可能性はあるかもしれません。

 

最後に、物理的な話をしましょう。
又右衛門の鍼の強度、長さとそれを持つ指の力を考えると、絶対に前頭骨を一瞬で貫通させることは不可能です(笑)

 

神楽坂 東五軒町鍼灸整骨院より。

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